本の感想文(樹海)

「樹海を彷徨って死体を見つけるぼくたち」を読んだ。

ワシが、Twitter始めてから
ずっとお会いしてみたかった方
ハリジャンぴらの氏の新作。

と思ったら、タイトルにもあるように
<アライさん界隈樹海探索部合同誌>

樹海探索隊、ハリジャンぴらの氏率いる
(率いている訳でもないかも)
ハリジャン隊のメンバーによる寄稿集であった。

前書き、後書きはハリジャンさんで。

中身はメンバーの熱くない(誉めている)
樹海への重い想いが記されている。

このジャケ、いいよね。

音楽好きなんで表紙と言わずにジャケ。
裏ジャケも素敵。
いや見開きだし。

見開きの緑。
見開きジャケと言えば
Bob DylanのBlonde on Blonde。

このアルバム、いろんな曲があって
最初、良く分からなかったんだよねー。

歌い方もアレだし。
理解するまで30年もかかっちゃった。

そいで2023年4月に東京までDylan見に行ってさ。
Dylanも年だから死をイメージしたような
LIVEだったなあと個人的見解。

Dylanて死をイメージさせない?

本題。
この本はレコードで言うとオムニバス盤。
そりゃそうだ、いろんな方が書いてるんだから。

文だけでなく、マンガも。
テーマは当たり前の死体だが
ジャンルがいろいろ。

死体、いいなー。
ワシも見たい。

皆さん、いろんな死体を見て来たんだろう。
死体のベテランというか。

ワシを樹海、死体ワールドに誘う。

ワシは樹海も死体も知らないから
この本を読んで頭の中に樹海を描く。
死体を作る。

こんな死体、あんな死体・・・・。

何も知らないから言えるんだろうな、ワシ。

何も知らないワシを樹海へ連れてってくれる
皆さんの奇行文、いや寄稿文。
とってもタメになる。

「恋人の死体には樹海が埋まっている」
とても素敵、落ちも素敵。

樹海に行く方たちは作文好きなのかな?
それとも好きになるのかな?

もしワシがハリジャン隊で
作文書けって言われたら
即刻ボツなんだろうなー。

ワシは自殺志願者ではない。
ないけど、いつも死にたいと思っている。

昔は思わなかったけど
今、年を重ねる毎に死にたい気持ちが上がっている。

本気じゃないから、いつまでもダラダラ生きているけど。

死、死体、自殺、殺人、鬱、気狂い、
頭ん中は、こんなんばっか。

ハリジャン隊に入りたい。

年も年なんで、いつ死ぬか分からないから
自分が死ぬ前に自分じゃない死体を見たい。

ハリジャン隊に入ったら
この本にハリジャンさんのサインをしてもらおう。

そして数か月後にワシは一人で樹海に行って
醜い身体のモノになって
ハリジャン隊に発見されるのだ。

ハリジャンぴらの氏に
「あんときツイテキタじじーだ」って
次作で書いてもらえる。

あんときのジジーと分かる物が必要だな。
そうだ!
このサイン本を持っていこう・・・・。

半分は嘘、半分は本当の感想文。

あれ?感想文になってるかな?
宣伝になってるかな?

樹海に行けば何か変わるかな?

樹海、死体、自殺に興味がある方は必読。

「死体は死んでいる」を読んだ。

前著(つっても、一緒に買ったんだけど)から
3年後の樹海の話である。

前著と同じような内容であれば、出す意味は無い。
何か違うのか?
新たな発見か?
それとも新たな樹海仲間が登場か?

と思いながら読み進める。
著者もこの本で書いているが、
前著である「物と者の間のモノ」を
読まないと、この本の良さが伝わらない。

まずは「物と者の間のモノ」を読んでから
こちら本篇でお願いします。
ハリジャンさん、宣伝してますよー。

で、内容だが、いろいろ書いてしまうと
ネタばれになっちゃうのでやめとこう。

ハリジャンさんの軽快な文章で
樹海、死、自殺、腐乱、白骨という言葉も
めちゃめちゃPOPに聞こえる。

人によっては「読む気」にならないネタかもだが
読んでみればサクサク行ける。

頭ん中に緑の樹海が浮かぶんだ。

行った事ないけど、
なんとなく情景が、道路が、警察が、
そしてハリジャンさんの樹海仲間の顔が浮かぶのだ。

内容はハードコア・パンクであるが
演奏、アレンジはやわらかい。
パンクバンドがハワイアン、カリプソを演っているような・・・・。

全然伝わらないなー。
ヨは、ハリジャンさんは面白そうな人だということ。

この本でも出てくるが、自殺には
「完全自殺マニュアル」が付き物なのね。

これ、ベストセラーだよね。
未だに売ってるもん。
僕も出た時すぐ買った。

ん?
僕は興味だけね。
自殺なんて、する気ないし。
そんときは。

なんとなくだが、僕の興味と歴史が
ハリジャンさんと近いかもね。

ただ、僕はいかんせん、樹海には行けなくて。
札幌からだとねー。
東京だって仕事以外だったら、
10回も行ったことないし。

樹海を見てみたいなー。
緑の樹海。
ワイヤール星人、緑の恐怖。

ハリジャン隊に入隊してみたかった。
もうオジジだから行ける、探索する体力も無いしねー。

行けない分、ハリジャンさんの文章で
行った気になる。
発見した気になる。

そんな感じを抱ける、死と笑いの文章。
ぜひ、樹海、自殺、死体に興味があれば
読んで損はないと思います。

是非、一読を。

「物と者の間のモノ」を読んだ。

昔、青木ヶ原樹海に憧れていた。
行ってみたかった。

子供が生まれる遥か前の話だが
夫婦で「行こうよ」と話していた。

が、結局行く事にならず、子供も生まれて行く事は夢のまた夢になっている。
でも、今でも思う「行きたいなー」。


Twitterを初めてから、いろんな方とSNSで
交流させてもらっている。

その僕のフォロワーさんの中に
いろんな映画を紹介してくれている「ロヂャー」さんがいる。
@roger_demarco

ロヂャーさんに教わったのが今回の本。
内容は青木ヶ原樹海での死体について。

うーん、なんと僕好みの本なのか!と。
通常の本屋さんに売ってない。
いわゆるインディーズ?

さっそくロヂャーさんに教わり購入したのだった。

樹海と言えば栗原亨氏。

この本買ってたんだけど、今探したら無い・・・。
売ってしまったのか?
あーん、もう・・・・。

で、今回の本にも栗原氏の名前が。
つか、一緒に樹海入ってたって、
この本の作者ハリジャンぴらの氏。

そこで繋がるのか!などと思いつつ読んだ。


全44ページ。
さくっと読めます。
ぴらの氏の軽快な語りに近い文章で
すらすら読み進められる。

樹海に興味が無い人も読めますよ!

で、本のタイトルの意味が最初分からなかった。
読んでくと、「あ、そういう事か」と。

死体ったって、いろんな形態あるもね。
白骨化とすぐ死んだ状態では全く違うもんね。

ぴらの氏が言うモノ。
者=人間と分かる。
物=人間と分からない、白骨化。
モノ=者と物の間、進行形、いわゆる腐乱。

うまい名称の付け方だなーと感心。

あれ?
こんな事書くとなんか、僕、
猟奇的キチガイに思われるんだろうか?

いやいや、全然普通の人ですよ。
死体に興味があるだけ。

ただあるけど、腐乱は見たいと思いません。
僕はどっちかってーと、者に興味があるだけ。

ん?!
また変な奴に思われるか?

この本の中でも書いているが、様々な樹海マニアとピラノ氏は
樹海に足を踏み入れてる。

樹海マニアもいろいろ分野があるらしい。
その中のグロ系の方をキチガイ(実際は✖✖✖✖で記載)呼ばわりするのが楽しい。

僕もそっち系?
違うと思う。
僕は腐乱は興味ないから。

この本は、樹海の内容が面白おかしく書かれていて
とても楽しい本である。

ぜひ、興味ある方は読んで頂きたい。
樹海に行きたくなる事間違いなし。

ぜひ、僕も一緒に連れてってもらいたい。
誘ってくれないかなー?

ちなみにこれの続編も手にしている。
これから読む。
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