週刊プロレスについて語る

ジジーになったら、どうしても言ってしまう。
「昔は良かった」
「前はあーだった」

できるだけ言わないようにしてるけど、
昔を知って経験してるから、こうなるのよね。

今回は以前から書こうと思ってた週刊プロレスについて書く。

何回も書いてるけど、僕はプロレス浦島太郎。
昨年、19年ぶりにプロレスに目覚めた男。

月間プロレスから購読していた人間。
特にターザン山本編集長時代は、ほんと青春。
週プロを毎週楽しみにしていた。

特に札幌での試合後、「週プロ」はどう書くか?
と予想なんてしてた。

やはり、あの当時の週プロは熱量があった。
試合リポートも記者の思い、思惑、批評、意見などなどを
読者に熱く伝えようとする文章で、
こちらもそれをどっぷりと受け止めていた。

「週プロ」黄金期 熱狂とその正体

この本は、その熱狂の時代に関係していた方々のインタビュー集である。
僕みたいなターザン信者だった人間は読んでて面白い。
取材拒否もあったなーと、しみじみする。

プロレスを見なくなってから
ターザン山本の悪行(?)が分かり、
「あー、俺、踊らされてたんだなー」と思う事になる。

それでも、それでもあの時の週プロは、やはり面白かった。
ターザンの書く文章、好きだった。
そして僕は旧全日派(馬場派)、はまって当然だった。


ターザンは毎週「ザッツ・レスラー」なる
1ページコラムを書いていた。
この文章がとても好きだった。
レスラーの哀愁、ロマン、悲壮の表現がやたらうまい。

その中で馬場・鶴田・三沢を親子三世代と
表現していたコラムがあったと記憶している。
その三人が、もうこの世にいない・・・・。

こうやって書いてると、やはりジジーの回顧録。
昔は良かった・・・・・ばっかり・・・ダメだな。

今の週プロは、昔と違う。
当たり前だ。
時代は変わってるんだ!
今の時代の週プロがあるんだ!

昔じゃ考えられない記事が今の週プロの良さである。
特に「コロナ時代を生きぬくために」は良い。
レスラーと言いつつ、プロレスだけじゃキツイ時代。
あ、こんな事してるんだ、と考えさせてくれる。


今、僕は週刊プロレスを定期購読している。
定期購読を始めたら、コロナ禍で試合激減。
それでも、それに合わせて週プロはいろいろ入れてくる。

今はまた昔のように毎週週プロを楽しみにしている。
コロナ終息で各団体が動き始めたら、またもっと面白くなるだろう。

やはり、昔と同じなんてない。
変わっていくんだ。
変わっていくもんなんだ。
時代に沿っていくものなんだ。

ジジーの戯言は無視して、その時代にあった記事を
今後も書いてってほしい。


【今日の1曲】
Bob Dylan ~ Masters of War(アルバム「Real Live」バージョン)

Bob Dylan / Real Live

変わるというテーマで。
そんならBob Dylanだと「時代は変わる」って
有名な曲があるが、それは置いておいて。


ディランのLIVE盤には手を出してなかった。
いろいろな書物を読むと、この人LIVEでは
アレンジして原曲と相当違うらしい。

LIVEで最初に聴いたとき「何の曲?」と
なったと某音楽評論家が書いてた。

で、かなりディランも聴きこんできたのでここらでLIVE盤を。
僕の好きな評論家、中山康樹さんもこれ押してたので
最初のLIVE盤として聴いてみた。

僕は曲名とか曲順見ないで、いきなり聴くタイプ。
いやー、まじビックリした。
「何の曲?」

ほとんどが、すぐ聴いて分からない。
途中で「あーこれか」と分かる。
凄い。
これがボブ・ディランという男か!

で、こん中で1曲つったら、これ。
邦題、戦争の親玉。
なんか聴いた事あるなー、けど分からん・・・。
ついついウォークマン見てしまった。

え?Masters Of War?
まじか?
原曲から全然変わってる・・・・・。

やはり変わってかんきゃダメなんだよ。
ディランも「普通に歌ったって面白くねぇー」って事だろう。

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