尿管結石1/3(ザ・尿リング ストーンズ)

あなたは尿管結石になった事があるだろうか?
僕はある。

忘れもしない、2年前のお正月の夜19:00。
急に右横腹を激痛が襲う。
「うーーーーーーー」しゃべれない。

のたうちまわる私。
床をかきむしる私。
娘が引いているのが分かる。
そりゃそうだろう。
急に父親がもがき苦しんでるんだから。

これはどうにもならない。
「し、しぐーーーー」
かみさんが「救急車呼ぶか?」
救急車は呼びたくない。
家の周りで注目されるのは嫌だ。
(なぜかここだけ、激痛なのに変なプライド)

しょうがない。
激痛なのに車に乗って夜間救急病院へ一人で向かった。
(かみさんは娘がいるから、家待機)

よく、これで運転してるな。
激痛なのに慎重に運転。
気分は『敵のアジトから車で逃げだす撃たれた刑事』
信号待ちも当然します。
右横腹押さえながら・・・・。

あー、もうダメだー。
途中に〇〇総合病院発見。
車を正面玄関に置いて、守衛さんとこへ。
「ずいまぜん、腹痛いんです、なんとかしてくれませんか」

こっから「は?」の連続。
俺、のたうちまわってるんだよ。
なのに守衛、「今日やってないんだよね」
オマヘ、今俺を見てるか?
どうなってる?

「じゃ、看護師さん呼んでみるから」
あったりめーだろ!
看護師来た。助かった!
が看護師。
「今日やってないし、急患扱ってないんだよね」
オマヘ、今何見てる?
のたうちまわってるよね、俺。

俺「じゃ、救急車呼んでくれ」
なんで病院に救急車呼ぶんじゃ????
アフォか!
そしたら看護師「私ら救急車呼べないの、自分でやって」
は?は?は?

どうも病院関係者は救急車を呼べない、らしい。
(よう知らんけど、そんな事を看護師言ってた)
が、こんなとき、そんな事言ってる場合?

俺は激痛の中、財布から10円を取り出し、
守衛の前にある公衆電話で119番を押した。
「ず、ずいまぜん、〇〇総合病院まで救急車をお願いします」

病人が病院に救急車を呼ぶ。
どんな世の中だよ!
で、またこれがすぐ来ない。
待合室のベンチで、息も絶え絶えで激痛に耐える俺。

やっと来た。
病院で救急車に乗せられる俺。
救急隊員「どう痛い?」
説明したが、どこに向かうべきか迷う隊員。
どこでもいいから激痛を止めてくれーーーー。

俺「昔、尿管結石やった事あります・・・・」
隊員「あ、そう、じゃ泌尿器科に向かいます」
また、こっから延々救急車内。
俺「頼むから殺してくれ・・・・」

車内、長かった。
30分くらいに思えた。
やっと本当に扱ってくれる病院に到着。
すぐさま、エコーで確認し注射と座薬を注入。

「はれ?」
痛みが引いていく。
「あ、治った」
痛み、全くなし。
「あー痛み無くなりましたので帰ります」
先生「いや入院です」

今日の1曲
The Rolling Stones ~ Salt Of The Earth

まタイトルにもしましたので、転石を。

5年位前まで、ストーンズの良さが分からなかった。
ベスト盤しか聴いてなかったのもあるが、それでも
これから聴こうという気にならなかった。

が、これじゃまずい、オリジナルアルバムを
聴いてもいないで好き嫌いを判断しちゃダメと思って
一気に買った。
そん時タイミング良く1枚1500円で旧譜再発が
あったから。

中山康樹さんの本も大いに参考となった。

ローリング・ストーンズを聴け/中山康樹

で1st(もちイギリス盤ね、アメリカ盤は要らない)から
STEEL WHEELSまで、毎日毎日入れ替わりでストーンズを
聴きまくった。(1st、2ndは1500円再発に含まれてません)

すいません、私が間違っておりました。
ストーンズは凄い。偉大。
これから聴く人もベスト盤で終えないで
ちゃんとオリジナル盤を聴いたほうがいいです。

で、この曲。
ベガバン(アルバム BEGGERS BANQUETの略)の
LASTを飾る曲。
エンディングのピアノがいいんだ。
キースの鼻つまったようなVoがいいんだ。

僕はストーンズを勘違いしてた。
ろっけんろーる!ばかりのバンドと思っていた。
オリジナルをちゃんと聴けば分かる。

ろっけんろーるな曲、全体の半分?
どちらかってーと、この曲のようなミディアムな
ナンバーのほうが多いような気もする。
で、各アルバムのLAST曲がなかなかイイ!
ちゃんと〆てくれるもの。

Bob Dylanもそうだったけど、
すぐ判断しちゃダメだ、音楽って。
後で聴いて良いと思えるの多数です。

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