相模原障害者施設殺傷事件から４年経った。
今でも思い出す。
会社の研修で辺鄙な場所での泊り研修。
こんなときにこんな事件。
この事件については、いろいろな意見や議論がある。
今回もどっかのお偉い教授やお偉い作家が
いろいろネット上に出してますね。
僕としては、もっと一般の人の意見が聞きたい。
お偉い人の意見は分かったから、
もっと僕みたいな超一般人民の意見を。
犯人の植松、死刑確定。
やった事は当然間違っている。
なんでオマヘの考えで殺さなければないんじゃ。
それは違うよ。
ただ僕自身の中で、いろいろ考えさせられる事件だ。
時代がこういう事件を呼んだのか？
今が病んでる時代だからか？
こっからは僕の個人的考えです。
正解だとも思ってません。
間違った認識だろうと思います。
ただ本音を書きたい。
僕は知的障害者に対していいイメージがない。
通勤時の話だが
何するか分からない動きをする。
奇声を出す。
誰彼かまわず、おー！と挨拶する。
バスで他人の事を全く考えず、人をどけて前に行く。
地下鉄でずっと椅子を移動する。
変な動きをする割には通勤時の女子高生の隣に狙って座る。
ここらへんは、女性を意識出来てるのか？
娘と一緒時に会おうものなら、娘をかばう。
これは親なら当然だと思う。
車で信号待ち時、明らかにおかしい動作をする人間。
とっさにドアロックする。
以前に地下鉄でずっと後ろに張り付かれた事がある。
まじぶん殴ろうかと思ったが、あっちは
嫌なことしてるつもりはないらしい。
これが差別だというのであれば、差別です。
僕としては「何されるか分からない」恐怖はあります。
これは障害者に対しての知識不足なのか？
植松のやったことは明らかに間違いなのだが
その主張を全否定できていない自分がいる。
これはやはり僕の腐った差別・偏見のせいだろう。
だから僕は植松と変わらない。
ただ一つだけ植松と違うのは「人を殺める」事は絶対無い。
僕の正義が絶対正しいなんて思ってない。
障害者が居なくなればいいとも思わない。
植松がやった事は絶対間違いである、これだけは言える。
中身が糞の僕だが「人を殺める」なんて出来ない。
ま、糞ゆえ「死ね」は良く陰で言いますが・・・・。
植松と話してみたい。
３０年前だろうか、小樽水族館のイルカショーで
障害者団体が来てて。
一人の障害者と手を繋いでいた引率の若いお兄さん。
その手に障害者のヨダレがポタポタと落ちていた。
お兄さんは何事も無く、イルカショーを一緒に見ていた。
手を拭くこともなく、ただ一緒に。
僕はイルカよりそちらに目が奪われた。
大変な仕事だなーと僕は思った。
でも、そのお兄さんはそう思っていなかったかも。
障害者にイルカショーを見せられて良かった！なのかも。
そのお兄さん、素敵に見えました。
【今日の１曲】
坂本九 ～ 何かいいことありそうな
古い北海道民なら知っている曲。
ＳＴＶの番組、毎週日曜、朝９：００の「サンデー９」主題歌。
♬ヒュヒュルルル ヒュヒュルルル♬
この当時としては画期的な障害者が出る情報番組。
司会は故･坂本九。
現在、障害者にスポットを当てた番組はＥテレで
普通にやってるが、この当時はこの北海道ローカル番組
でしか見たことない。
僕は物心付いたか付いてないかの時期。
不思議であった。
字幕が出る。
（なんで普通にしゃべってる人の字幕が出るんだ？）
何喋ってるか分からない人が出てる。
（なんで普通にしゃべれないんだ？）
動きが変。
（この人達は宇宙人なのか？）
全く障害を知らないときである。
親も教えてくれなかった。
これを一家して朝飯食べながら全員で見てた。
これを見るのが普通だったというか。
見て意見を言うわけでもなく。
普通の番組として見てた。
だんだん教えられなくても分かるのよね。
字幕は聴覚障害の方のためにだったと。
障害持ってる方が一生懸命喋ってるんだと。
動作で示してるんだと。
この番組を見て育ったんだから、
糞な考えやめないと。
坂本九がこの事件知ったら、どう思ったろう？