三島由紀夫自決から50年

三島由紀夫が自決してから明日で50年。
前日、三島はどういう思いで床に入ったのだろう?

僕は三島の本を「仮面の告白」
「命売ります」しか読んでいない。

オツムが弱いために「仮面の告白」は良く分からなかった。
分かりやすいかと思い読んだ「命売ります」は
そんなに面白いと感じられなかった。

きっと三島は頭の弱い奴を相手にしていないのだろう。

三島文学のファンでもない僕が
三島を語る資格など無いのだが、
自決については語りたい。
僕の一生のテーマである自殺とも関わるし。


自決から50年。
三島本がこれでもか!と本屋に置いてある。

三島作の本から自決についての本。
いろいろだ。
某本屋さんでは、三島の写真も飾ってあった。
笑顔がとてもいい。

未だに語られる「1970年11月25日」。
僕は、まだ1歳にもなっていない。
そんなのが、50年後に三島を語れるのか?

その当時は、さぞショッキングだったろう。
今じゃ考えられないもんね。
まさに大事件だ。

三島本人が居ないんだから
あの事件の真相なんて誰も分からない。

それでもいろんな本が出てますね。
やっぱ、みんな真相を知りたいんだ。
そ、僕も。

この事件の真相は分からないけど
三島の作品を読んでったら、少しは分かるのだろうか?

僕の勝手な憶測だけど、
三島は「死」を美しいと捉えていたんでないのか?
武士道だよね。
綺麗に、そして記憶に留める死を行いたかったのか、と。

仮に三島がそう思ったとしても
受け止めるほうは、そんな感じで受け取れないけどね。

一緒に逝った「森田必勝」も、
三島に付いていきたかったんだろうな。
心底、男三島に「惚れて」いたんだと思う。
僕には到底できない。

今じゃ最後の三島の演説をYou Tubeで簡単に聞けるけど
適当に流して聞けるもんじゃないんだよね。
「武士の国 日本」、「侍魂 日本」を
国民に植え付けたかったのかな・・・・。

なぜか、こんな僕でも三島は好きだ。
変な話だがカッコいいと思っている。
45才で自決。
僕の今の年齢より下。
なのに年上に見える。

ずらずら書いたけど、何にもなってないなー・・・。
50年後でも語られる三島。
凄い人だ。


【今日の1曲】
遠藤賢司 ~ カレーライス

遠藤賢司 / カレーライス


君はとんとん じゃがいも・にんじん切って
涙を浮かべて 玉葱を切って
ばかだな ばかだな ついでに自分の手も切って

普通に彼女がカレーライスを作ってる歌詞。
彼女が自分の手も切っちゃって。

なのに2番で


僕は寝転んでテレビを見てる
誰かがお腹を切っちゃったって
う~ん とっても痛いだろうにねえ

三島の自決を唄ってる。

遠藤はどういう思いで、これを歌詞にしたのか?
「三島、何やってんだよ!」だと僕は思っている。

音楽と文学で違うが、「何かを作る」は同じ。
同じアーティストとして言いたかったんだろう。

この曲、めちゃ静かに唄うのよね。
静かに唄うからこそ、言いたい事が言えてる。

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