深夜に読んだ。

深夜ポンコツを読んだ。

鈴木圭介 / 深夜ポンコツ

フラワーカンパニーズのVo、鈴木圭介のエッセイ。

以前のエッセイ「30代の爆走」も読んだ。
今は僕も圭介も50代である。

フラカンは僕と同世代、というか同じ学年。
ずっと聴いてきた。

この本も発売日すぐに購入していたのだが
他の本もあり、時間も無し、やる事多しで
完読してなかった。
今回、やっとこ読んだ。

中身は、圭介な文章で
「30代の爆走」が年取った事を書いてるかな。

この本を読んでると、僕のブログとも
似てるかなーなんて思ったりして。

でも、お金を取る文章と
好き勝手な事書くブログでは違うよね。

いざ書いても編集から修正とか注意とか指示とか
来るんだろう。そいうのメンドくさいなー。
でも、本は出してみたいよね。

この本の中で対談が2つ有る。

一人はクリープハイプのVo、尾崎世界観。

フラカンファンだという事だが、
クリープハイプって音にフラカン臭がしない。
でも好きなんだろうな。

尾崎若いのに、フラカンなんだ。
僕みたいな世代だと共感するけど、
尾崎みたいな若い人に、フラカンが
どう響いているんだろう?

もう一人は作家の角田光代。

僕は角田の小説を読んだ事がないので
角田の事をどうこうは言えない。

ただ、この対談、どちらも
あらたまり過ぎなような。
かしこまり過ぎのような。

角田も同世代で言葉を出す者同士で
語られてるが、その遠慮してるような対談が
なんとなく、うーん・・。
と、僕は思いました。

実際は知らないよ、盛り上がってたのかも知れないし。
対談文章読んだ限りでは、ん?と思いました。
次、対談すれば、もっとはっちゃけれるのかな?と。


僕も圭介も、先は短い。
もはやジジーの齢である。

「齢」と書いて「よわい」と読むんだよね。

本の中で書いてた。
「人生が足し算から引き算に変わる」

そうなのだ、
あと「何回、これ出来る」とか、
あと「何回、ここに来れる」とか、
あと「何回、これ見れる」とか
もうケツの事考えてかんきゃ無いのよね。

フラカンのライブだって、あと何回行ける?

ほんと、噛み締めながら人生進めないと。
やりたい事は、今のうちにやるべきだ。

この本は、自分の事を重ねて考えさせる。
ありがとう、けいすけ。
同い年、まだまだ先に行こう!


【今日の1曲】
フラワー・カンパニーズ ~ 吐きたくなるほど愛されたい

フラワー・カンパニーズ / 発熱の男

本が「深夜ポンコツ」なのだから
本来は名曲「深夜高速」を出すのが正解だろう。

でも、この曲。
本の中でも尾崎、角田との対談で出てくる。
僕はこの曲が大大大大好きだ。

ライブでやってくれた時は泣けた。


苦しいこと全部 くしゃくしゃに丸めて
真夜中の隅に こっそり投げた
次の日の朝になって 2倍で返ってきた
ああもう 涙も出ない

この曲を聴いてほしい。
フラカンのおススメ曲は
いっっっっぱーーーいあるが、
僕なら、まずこの曲かなー。


迷う程道はなくて
選ぶ程余裕なくて
終わる程勇気なくて
まだここにいる

是非CD聴いて、LIVEでも聴いてほしい。


愛されたくて 今夜ももがいて溺れて
愛されたくて 煮え切れずに黙ってる
死にきれずに 笑ってる 今夜も

LIVEでは、血管千切れそうな位の
シャウトで圭介は歌う。
この曲は是非、ナマで聴いてほしい。


このアルバム、ほんと素晴らしいのよ。
メジャーから切られて、
インディーになってからの2枚目。

僕、メジャーでの後半はあまり好きでなかった。
それがインディーで出たこれは、僕の中の起爆剤。
メジャーんときより、ものすごい良かった。
どんだけ聴いた事か。

メジャーでの鬱憤を晴らすかのような
素晴らしい曲群、演奏。
ほんとに発熱してる。

フラカンの数あるアルバムの中で
僕としては1位です、はい。


LIVEで圭介が言う。
メンバーチェンジ無し!
活動休止無し!
ヒット曲無し!

いやいや、僕がその後に付け足します。
でも、名曲いっぱい有り!

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