
毎日「trash」を聴いている。
以前に書いたスターリンのtrash再発。
全く信じていなかった。
発売日にタワーから届いていたが、すぐ開けなかった。
「Fish inn」オリジナル盤のトラウマがあったから。
「じゃ聴こうかな」
軽い気持ちでウォークマンに入れる。
僕の音楽聴く時間は通勤時のみ。
家で聴ける訳がない。
聴く前までまだ海賊盤のイメージでいる。
「よっしゃー聴くぞー」
「あれ?」
「まともだ」
「アナログ特有のプチプチ音が無い」
「音が(海賊版と比べると)いい」
「アーチストのイントロのベースで飛ばない」
こ、こ、これはマスターテープからでは?!
聴いてから初めて調べた。
これはミチロウ(Vo)さんの、置き土産だったのだ。
泣けた。
trashのWikiからたどって
初めてミチロウオフィスのコメントを読んだ。
https://twitter.com/michiro60/status/1268196954351140864/photo/1
そうだったのか・・・・。
知らなかった・・・。
再発前に知りたかった。これ知ってたらすぐ聴いてた。
いや、もう待ってられなかったと思う。
そして発売が「いぬん堂」。以前のブログで僕は
「いぬん堂から出るなら信じる」と書いた。
正にこれ以上ない状態での再発だったのだ。
おまけに紙ジャケで中身の封入袋まで再現してある。
これを聴いて泣かない人がいるのか?
スターリンはまさに僕の青春。
好き過ぎて好き過ぎてたまらん田舎のガキんちょ。
スターリンのLIVEに行くなんて夢のまた夢だった。
trashの存在はPUNK雑誌「doll」の
売買コーナーで知った。
スターリンにこんなアルバムがあるのか・・・。
それが今、やっとまともな音で聴けたのだ。
そりゃ泣けるだろ。毎日聴いとる。
trash聴いてると、4人の演奏が目に浮かぶ。
実際のLIVEは生で見たことないけど、
見たことあるビデオ、映像で
きっとこんなだったんだろうと思いながら。
ミチロウ(Vo)
タム(G)
シンタロウ(B)
3人ともこの世にいない。
乾純(D)が本を出した。
まだ最初しか読めてない。
すぐ読んでしまうの勿体ない。

オレと遠藤ミチロウのザ・スターリン生活40年
最初の乾とミチロウの写真が泣かせる・・・。
若人よ!
trashを今まともに聴けるんだよ!
大金払わなくても聴けるんだよ!
音悪い海賊盤でなくて、まともな音で聴けるんだよ!
若いうちに聴くべきアルバムなんだよ、これは。
僕はやっとジジーになって聴けた。
聴きながらミチロウオフィスのコメント読んで
また泣いてるんだ。
世の中じゃニュースにもならんけど、これは大事件なのだ!
本当に僕はまともなtrashを生きている間に聴けないと思っていた。
ミチロウオフィスのコメントに書いていたが
「trashが出るときは、ミチロウさんに何かあったとき」
この意味をずっと胸に刻んで生きたい。
ミチロウさん、ありがとう。
これはあなたの最低最悪(泣!、スターリン風な誉め言葉)な置き土産です。
ザ・スターリンは僕の青春でした。
きっと僕は死ぬまでスターリンのアルバムを
聴き続けていくことでしょう。
ミチロウさん、天国で「カラッポ!」つってますか?
【今日の1曲】
ザ・スターリン ~ 革命的日常

trashの中から1曲なんて無理。
アルバム全部、正座して聴け!
でも1曲のコーナーなので、これを。
♬
労働 学習 生殖 睡眠
♬
アルバム「LAST LIVE」で[ワルシャワの幻想]をやっているが
途中でこれを入れてくるのよね。
その当時、本曲なんて知る由もないから
だいぶ大人になってからの海賊盤でこれ聴いて、
「あ、LAST LIVEはこれの事だったのか!」と知る。
当時ガキんちょの僕は[ワルシャワの幻想]を聴きながら、
これはどういうで意味で差し込んできた歌詞なんだろう?
と思ったものだ。

今ではガキもジジーになって
通勤 労働 自慰 睡眠
になってもうた・・・・。